Sense of Wonderスタッフによるブログ

2008/08/25

ぺラーダぺラーダ


昨年に引き続き、今年もスポーツも一つのアートの表現の形として
来場の皆様全員が参加可能なフットサルコートをご用意してます!! 

ボールとコートがあれば後は自由に楽しんでもらえる空間として「ぺラーダぺラーダ」と名づけました。
その意味、サッカーに対しての思いを、今回「ぺラーダぺラーダ」を前面プロデュースしていただく
アレグリアスポーツインターナショナルの風見 聡さんにコメントを頂きました。 


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ペラーダ(Pelada)とは、ブラジルではストリートや公園などで寄せ集めでサッカーの試合をすることです。
もちろん全ての人が知り合いとは限らず、友達の友達やどこかの町のテクニシャンを呼んでみたりと、
人の境目がないのが面白さを増してくれます。

ブラジルはサッカーにプライドを持っていて、サッカーは神聖で、遊びでやるサッカーもプロのサッカーも本気がメインです。
しかし、本気と言うと日本人はガツガツと削り合って、罵り合ってボールを蹴ることを想像すると思いますが、
そうではなく、あくまでも相手を尊重すること、ボールを大切に扱うこと、
そして、サッカーとしてうまい下手ではなく純粋に個々が楽しむことです。

そんなイメージを踏まえて今回のフットサルエリアではとにかく楽しんでもらうための2日間をスケジュールにしております。
まずは気軽にフットサルゲームを自由参加で、集まって頂いた方達をチーム分けしてゲームします。
審判はスタッフが行います。後から来た方も随時チームを作って参加出来ます。

このゲームをメインとして、親子でも気軽にファミリーフットサル(自由参加)。
更には、キッズフットサル(年齢制限有り。12才くらいまでを予定)

そして、アトラクション形式にPK大会をやります。
もちろん、自由参加でゴールキーパーをスタッフが行い、5名ずつのチームを参加順に作って行き、
たくさん決めた方が勝ち残って行きます。

最後は、目で見て、やってみるフットボールアートとして、フリースタイルショーが待っています。
フットサルやクラブイベントで活躍中のフリースタイルチームのトリックスターが登場し、
音に合わせてビジュアルフットサルを披露してくれます。
そしてその盛り上がりに合わせてチャレンジマッチを開催します。
トリックスターやフットサルスタッフに戦いを挑むという、
やや無謀でありつつも思わずムキになってしまいそうな時間が訪れるでしょう。
 
シューズはソール(靴底)に武器のようなもの!?さえ付いていなければ何でも構いません。
むしろせっかくの天然芝ですので裸足でボールや草を感じることは、
音を肌で感じることにも繋がり、より聴覚を刺激してくれと思います。

ブラジルでは子供の頃は全て裸足文化であるので、その中でサンバやサッカーなどを体で感じているからこそ、
感覚=そもそもの形というものがない状態で日々を過ごし、オリジナリティーという個性が生まれているのです。
まさに、peradaの語源である裸が全て言い表していると思います。

ボールと音と人で出来上がる芸術がフットサルエリアで体感できると思います。
お楽しみに。
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ロナウジーニョやジーコとも親交が厚い風見さんですが、
本場ブラジルでのサッカーの楽しみ方について「音」が必要不可欠であるといってました。リズムがないと彼らは壊れてしまうんだと。 

日本人の血にもきっとそれに似た何かが必ずルーツにあるはず。
生音が鳴っているその横で、湖畔を駆け抜けるさわやかな風の中、玉のような汗を流してみてください。