
最初にツリーハウスを見たのはいつだったろうか。
恐らく、トムソーヤの裏庭のツリーハウスが記憶に久しい。
そのときのインパクトは、まるでこの前のことのように覚えている。
これは男の子だけが、女の子もか、、こんなに子供の心を揺さぶるアイテムが他にあるのか。
ツリーハウスクリエイター小林崇さんと一緒に
Sense of Wonderの現地視察をしに山中湖の会場を訪れたとき、
「あの木もいいな、本当はあれくらいの木が良いんだけどな〜」
なんて、インスタレーションをする場所決めをしている小林さんを見ていたら
昔、自分がトムソーヤを見て興奮していたことを思い出した。

子供の時の記憶。 子供の時の感覚。
忘れてしまったそれは間違いなく“Sense of Wonder” なんだと思う。

小林崇さんは
「わくわくしないと嫌になっちゃうんだよね」
って、とてもシンプルな台詞に重みを持たせて発していた。

わくわくしない人生なんて、
感嘆することを忘れてしまった人生なんて、、
それほどむなしいものが他にあるのか。
小林さんと同じ時間を過ごすと、単純にそんなことを考えてしまう。

不思議な空気だった。
それは本当は何一つ不思議で特別なものではなくって、忘れてしまった感覚なのかもしれない。
そんなSense of Wonderを思い起こしてくれる小林さんの空気を是非皆さんに感じてほしいと思います。
湖畔の木下で、笑顔を振りまいているに違いないから。
